馬鹿医者に騙されない健康知識！

異説 長尾周格 歯医者が虫歯を作っている 7分

ー　長尾周格の、新説・異説。歯みがき、マウスウォッシュ剤、歯間ブラシや、デンタルフロスによる歯垢除去、シーラントは、虫歯や歯周病予防には役に立たない。

長尾さん、私これ本当にびっくりしました。だって本当に全部が、虫歯の予防のためだと思って、ずっと長い間頑張ってきたことですから、これ、一つ一つちょっと伺っていきたいと思うんですが、まずは歯みがきから、説明いただけますか。

長尾ー　日本人っていうのはね、非常に綺麗好きな民族でして、歯みがきもまたね、非常に熱心に行う民族なんですね。で、先ほど出てきました平成23年に歯科疾患実態調査によるとですね、毎日歯みがきをしている人が約9割。1日２回以上歯みがきする人も、7割ぐらいということでですね、先進国の他の国と比べてもですね。

非常に、歯みがきには熱心な民族なんですね。にもかかわらず、先ほども言いましたけれども、20歳以上80歳未満のね、95％に虫歯があるということを考えるとですね、そんだけ歯みがきして、そんだけ虫歯になってるっていうことが、何が予防に役に立ってるのかっていうことね。

ー　そうですね。

長尾ー　そういうふうにね、とても、予防に役に立ってるとはお世辞にも言えない状態ですよね。実際にですね、虫歯になりやすい場所っていうのはね、歯の全体部分が、同じように虫歯になるわけではなくて、実は歯と歯の間ですとか、奥歯の歯の、噛む面の溝、こういったところがですね、虫歯の好発部位、虫歯になりやすい場所なんですね。

ですけど、その歯と歯の隙間の部分ですとか、溝の奥の部分っていうのは、そもそも歯ブラシの毛先が届きませんから、どんなに頑張って磨いても、綺麗にできない場所なんですよ。その綺麗にできない場所から、虫歯が、通常はじまっていくわけですから、歯みがきは虫歯を予防しないっていうのはそういうとこからね、みてもね、理解できると思うんですね。

実際伝統的な生活を営んでる先住民って言われる人たち、それからまあ野生動物。ライオンはね、歯ブラシや歯磨き粉売ってる会社でもありますけども、実際にアフリカのサバンナにいる本当のライオン、肉食動物のね。彼らは歯みがきしませんよね。それでも虫歯になりませんから。ですから歯みがきと虫歯や歯周病の予防っていうものに関しては、直接の関係というのは全然ないと、言い切っていいと思うんですね。

ただしですね、歯周病の治療を行った方がですね、歯周病の治療後のメンテナンスということで、歯茎の健康を維持していく上でですね、歯みがきっていうものはとても大事ですから、歯医者さんで歯周病の治療を受けた方が、歯科医師や歯科衛生士に、歯みがき指導を受けているのであれば、その指導に従ってですね、しっかりと磨いていただきたいということですね。

ー　長尾さん、でも歯ブラシって今、結構いろんな毛先のものが出て、歯の奥の汚れまで取れるとか、いろんな謳い文句がありますけれども、そういったブラシのチョイスでなんとかならないですか。

長尾ー　基本的にはですね、これは実際に論文として出てるんですけど、歯ブラシの毛先の状態、要は硬いとか、柔らかいとか、太いとか、細いとか。あと稙率がこう山切りカットですとかクロスになってるやつとかもあったりするんですけど、そういう歯ブラシの形態や性状の違いがですね。

歯みがきってプラークを取るためのもので、そのプラークをいかに綺麗に除去できるかってのが、歯みがきにとって重要になってくるんですけど、そのプラーク除去の効率と、毛先の形状に、相関関係ない、すなわち、歯ブラシによって、綺麗に磨ける綺麗に磨けないっていうのは関係ないっていう論文が出てるので。

ー　そうですか。

長尾ー　ですから一本100円の歯ブラシであってもですね、何千円もする高級な歯ブラシや何万円もする音波歯ブラシというね、電動の歯ブラシ。そういったものを使っても基本的にプラークの除去に差はないということなんですね。

ー　そうなんですね。でも、私、歯みがきをした後に、マウスウォッシュ剤でお口をクチュクチュするのが習慣になっているんですが、それは少しぐらいは、効果は、どうですか。

長尾ー　基本的にはですね、マウスウォッシュ剤っていうのは、お口の中にいる虫歯の原因となる虫歯菌、それから歯周病の原因となる歯周病菌といったものを、殺菌消毒するために使うんですね。

でもその虫歯菌と言われる菌もですね、歯周病菌と言われる菌も、まあお口の中、誰のお口の中にでもいる、常在菌ということで、大腸に大腸菌がいるように、お口の中に虫歯菌や歯周病菌がいるのはこれは人間としては当たり前のこと。実際に虫歯菌や歯周病菌という菌はですね。

我々の口の中だけじゃなくて野生動物の口の中やですね、伝統的な生活を営む先住民族の人たちのお口の中にもやっぱりいるんですね。でも、マウスウォッシュ剤を使わない、歯みがきもしない、そういう生活野生動物や先住民の人たちは、虫歯も歯周病もなりませんから。ですからマウスウォッシュ剤で菌を殺菌するっていうこと自体はですね、予防にとっては何の意味もないと。なんの意味もないどころかですね。

ー　どころか！なんですか。

長尾ー　そういうふうに体の中に住んでいる常在菌というのは、人間の健康を守るために非常に重要な働きがある。腸内細菌がですね、今、健康に非常に重要であるということがね、どんどんわかってきてるのと同じように、お口の中にいる菌も、ただいるだけじゃなくて、健康に、ちゃんと貢献してくれてるんですよ。

それをですね、むやみやたらに消毒してしまったりするとですね、お口の健康を守るために必要な、いわゆる善玉菌って言われる菌が、死んでしまうとか、それとか、もしくは消毒薬に対しての耐性菌っていうものがね、出現したりして、お口の中の最近の環境が悪くなってしまう。

そうすることによってですね、口臭がますますひどくなってしまって、口臭を気にしてマウスウォッシュ剤を使っている人が、口臭がさらにひどくなってさらにマウスウォッシュ剤に依存していく。なんてこともあるんですね。

ー　ええっ。

長尾ー　そういうことを考えるとですね、マウスウォッシュ剤っていうのは何のために使ってんのかわかんないですよね。

ー　要はマイナスに働いていってるわけですね。

長尾ー　そうです。使えば使うほどそうなるということですね。

ー　いやあ、これはちょっと恐ろしいですね。

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