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西式甲田療法の甲田先生の話3 断食療法・現代栄養学の崩壊!!

甲田少食3  11:40 約12分

甲田先生―そうすると、一粒の米といえども、一枚の菜っ葉と言えどもね、これはやっぱ命なんだから。それを感謝合掌していただく。そういうことを禅宗のね、永平寺でね、五感の偈を唱えてですね、雲水さんが頂かれるね、あの姿やな。そうすると健康になるっていうことと宗教とひとつやな。宗医一体だ。
その境地にならなかったら、本当の健康というものはね、出来上がらない。そこに気が付いたわけですね。

―そうしますと、そういう風にその命を頂いている自分が、その小食になりたいという思いがだんだん強くなると、甘いものなんかもそんなに食べたいと思わなくなるんですか。

甲田先生―甘いもんを食べたいという思いと、本当に小食になってね、愛と慈悲の実行できる人間になりたいという思いと天秤になっとるな。こっちのほうがね、重くなっていくとね、こっちはどうでもいんですわ。

―あー、なるほど。どっちが重いかということ。

甲田先生―それが、分かってきましたですね。自分の体験から。はぁーこの思いが強くなったらね、あんなに食べたい食べたい思っとったのにな、どうでもよくなるねん。

―へぇー。

甲田先生―だからね、全然食べないんやなしに、あっても気にならなくなってくる。

―そうですね。それありますね。

甲田先生―これがですね、やっぱり健康法の一つの秘訣なんですね。私は、やっぱり甘いもんは悪いということを患者さんに色々とまあ注意しとるわけですけどね。その患者さんの中でですね、10個の饅頭ね、1個だけ食べてね、あとの9つをね、残しておけるような人は、病気にならないんや。ところが1個食べたやつをね、9つ残したら気になって寝られんていうのはね、こういう人が病気になるんだ。だから、どうしたらそういう心境になれるかってなったら、結局は思いですね。

―その断食をしてですね、例えば調子の悪いところが良くなるという例は聞いたことあるんですが、それは、また元の通りの生活をするとまた出てくるわけですね。だから一度すればいいということじゃないわけですか。

甲田先生―断食療法というのは、これは本当に天下の名刀正宗のようにね、ズバッーと切りますね。いろいろと私も健康法の研究をしましたけどね、その中でね、私が西式健康法の生野菜食療法ってあるんですね。

生野菜ばっかり食べる。火を加えたものは一切食べないっていうことをね、それをやれば、断食と同じように難病が治って、体質が根本的に変わるよってことを西先生が言われておりましたからね。私がだからね、生駒の山で断食やってから、もう生野菜を食べる。そうね生活をずっ-と50年間やってきたわけです。

―じゃあそれ以来ずっと生野菜召し上がってる?

甲田先生―そうです。他のものは一切食べないで、生野菜ばっかりの食生活をね、1ヶ月が2ヶ月やるわけですね。お米も一切食べないでね。ところがそん時にですね、やっぱりカロリーはね、400カロリーぐらいしかつかんからね。

―1日?

甲田先生―そう。そうすると、痩せてですね、体もいっぺんにへばってしまいますねん。これやったらとてもやないが、長生きできないと。そこでね、なんとかして長くできる方法はないかなと考えとったわけですね。それはですね、そのある時に、京都の尼寺のね、ナカムラシスイさんという方が入院してこられたんです。

その方はね、胃癌からですね、もう腹ん中いっぱい転移しまして、末期状態ですね。そんなんで、うちに入院されて、断食療法をやってですね、そしたら、魚のはらわたみたいなものが宿便みたいにいっぱい出ましたわね。出ましたわね。そして、ちょうど8月でしたけどね、その少し元気になったので、先生お蔭さんでね、こんなに元気になりましたからね、あとは家で療養させていただきますって言って京都の尼寺に帰られたんですね。

で、それでね1ヶ月にいっぺんはここへね、診察に来ますから。それ言うて帰られたんですよ。8月に帰られてね、9月、10月、11月とね全然来られないんです。私もね、ナカムラさんはもう亡くなったじゃないかなと。

あの癌はやっぱりダメやったんやな。て噂しとったらね、12月の24日、クリスマスイヴの日にね、来られましてね。えらい元気で、それでクリスマスケーキをね、うちの坊やにって言って持ってきてくれましてね。私あれ見てびっくりしたんですよ。

もう死んだかなと思っとったね、ナカムラさんがこんなに元気になったということは、やっぱ断食が効いたんやな。断食でね、癌でもね、あんなに元気になるんやな。ていうのが分かったんですが、ところが、そのナカムラさんも明くる年の2月に亡くなりました。そこで私が考えたのはね、断食はいいけども、断食の後の食べ物を、考えなあかんな。

そこで私が気が付いたのはね、その生野菜食療法ね。これを断食の後にやらしたらえんやないか。ところが、その生野菜療法が長いこと出来ないと。たちまち痩せてしまう。それをいっぺん考えなあかんな。

そういうことからですね、私があの昭和49年に、3月の1日からですね、その生野菜を食べるだけじゃなしに、玄米も一緒にね食べてみようやないか。で玄米1合と生野菜を1キロですね。これを昼と晩に2回に分けて食べてね、昭和49年の3月1日から明くる年の12月の31日まで1年10ヶ月間やったわけです。

―その玄米は生のまま?

甲田先生―生です。粉にしてね。その時にね、体重はですな、57キロから始めたんですね。それで、46キロ、45キロまで下がってきました。普通ならばね、どんどんどんどんもっと痩せていくと思いますけどね、10ヶ月間で45キロになってですね、そっから減らないんです。横ばいになっていく。半年くらいね。ほんで半年経ったらですね、今度は体重が増えてきますね。

―量は変わらなくて?

甲田先生―同じです。900カロリーです。タンパク質は25グラムしかありません。それをずっーとやってきてね、今度は増えだしましたからね。46、47、48、49とね。私もね、ビックリしましたですね。

はじめはね、これは栄養失調になって、むくんだな。むくんだために、体重増えてきたんやな。血液検査をやりましてもね、全然異常がないんです。貧血もないしな。それで、体はものすごい元気になっていきましたからね。

これは、ほんまもんやと。そうすると、たった900カロリーでタンパク質25グラムでね、太っていくんやったらね、これは現代栄養学では考えられんこと。私この時ね、震えるような感動をおぼえましたですわ。

これはやっぱりね、西式の生野菜食ていうのは、現代栄養学とはね、全然別個の解釈せなあかんわな。新しい栄養学やなと感じ取りましたですね。でこれもね、大学の友達に話したらね、お前は特別体質やと。

―そう思うでしょうね。

甲田先生―誰もね、ほんまにしてくれませんでした。そこでこれはね、こんな医者に話してもあかん。それもね患者さんがね、治ってくるんですね。治ってくるだけやなしに、体重が増えてくるんですよ。

これを甲田カーブっていう名前にしようやないかと。だれもかれもがね、やっていったらある時期がきたら体重増えてきますねん。甲田カーブが出てくる。これは新しい栄養学やと。

―それは体がですね、例えばその大腸なら大腸、腸のですね、吸収能力が増えてくるということですか?

甲田先生―吸収だけでじゃなしにね、体の仕組みが全部変わりますわ。その生野菜食べてね、玄米と食べてね、体重が増えだしてきますわね。そうすると、人によったらね、先生、玄米はもう私には多すぎますわって言う人がおるんです。
玄米外したらね、たった400カロリーですわな。

それで400カロリーでどうやったらね、先生これでもまだ多いですわ。そういう人が出てきたわけですよ。そしたら、あんた晩だけ1回生野菜食べたらいいわ。200カロリーですわな。200カロリーでもまだ多いという人が出てきたわけですね。そしたらね、コップ一杯の青汁でやっていけるってことが分かってきたわけですね。

まるで仙人ですね。

甲田先生―そうです。あんた方それは、仙人やぞ。今ここにおるね、モリミチヨさんっていう女の方もね
もう14年間、ご飯食べてないんです。

―その生野菜だけ?

甲田先生―そうです。しかも、この5年間は、生野菜150グラム。たった150グラムね。それをミキサーにかけましてね、それでカス捨ててね、汁だけ飲んでる。それで、カロリーはたった50カロリーですね。これくらいですよ。これ、5年間。

―信じられない。

甲田先生―信じらんれない。だからこんな話したらね、甲田先生のとこは、(おかしい)そうです。この話はやめとけって言われますけどね。そういう方が増えてきたんですよ。ここまできたら、現代栄養学と全然別個の世界ですわ。私はね、この新しい栄養学はね、生まれた時こそ、認められた時こそ、この地球上からね病人が消える。

―食糧の心配がいらなくなる。

甲田先生―そういうことです。食糧不足もこれで解決できるし、環境問題もこれで解決できる。
ということはね、生野菜ばっかり食べましたらね、ガス要らないんです。

―そりゃそうですよ。

甲田先生―省エネですがな。食糧を輸入する必要もないし。そういったガスも要らなくなってくる。そんななってきたらね、これこそ本当に21世紀からの我々の食生活の柱にしたら、人類は、困らずに生きていけるじゃないか。

私はだからね、小食というものを実行されたらね、これは、21世紀の人類は本当の幸せな生活が出来る。本当の平和な時代が生まれるだろう。

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